だるい犬
うう…プロテインを飲むと吐き気がするよ…
Namino
プロテインを飲むと吐き気がするのはある原因があるぜ
ある日いつものように筋トレを終えて、プロテインを飲んだ時です。
プロテインを牛乳でシェイクして、一気に飲む干したそのとき
「ううっっ??なんだこれ気持ちが悪い…!!!」
と感じ、戻すまではいかないまでもそこから数時間吐き気に見舞われたことがありました。
体調が悪いわけでもなく、運動や筋トレのしすぎで熱中症っぽくなっていたわけでもありません。
プロテインを飲んで吐き気を感じるのには、実はある理由があったのです。
国家資格の医薬品登録販売者が、数々の「吐き気」でお悩みのお客様とのカウンセリングで得た知識から、なぜプロテインを飲むと吐き気を催すのかの原因と対処法について解説させていただきます。
特に最近いつものプロテインを飲んで吐き気を感じた人は必見です!
Namino
安心してプロテインを飲むためにもぜひ読んで欲しい記事だぜ!
【この記事を書く人】

- 国家資格である医薬品登録販売者の資格を持ち、人体と医薬品に関する知識がある。
- ドラックストアでの勤務経験があり、体調を崩して悩む多くのお客様とのカウンセリング経験あり。
- 数百種類ある健康食品と人体の関係性を研究。
- 筋トレ歴は10年以上。現在も毎日自宅でトレーニングしています!
目次
プロテインを飲んで吐き気を催す原因

体調が悪いわけでもなく、いつもと同じプロテインを飲んだはずなのに、なぜ今日だけ吐き気を感じるのでしょうか?
その原因を人がどのような時に吐き気を感じるのかから探っていこうと思います
医薬品メーカーのタケダ製薬は吐き気を感じる理由について以下のように説明しています。
日常生活から考えられる原因
①食べ過ぎ飲みすぎ
②ストレス
➂乗り物酔い
④食中毒(食あたり)
⑤妊娠
⑥悪臭や煙、タバコの吸い過ぎ
⑦薬の副作用
⑧吐き気の原因となる主な疾患
参考:タケダ製薬公式HP「吐き気」より
このなかでもプロテインを飲んだ時に吐き気を感じる理由としては
①食べ過ぎ飲みすぎ
④食中毒(食あたり)
⑦薬の副作用
が考えられるので、1つ1つ詳しくみていきます。
原因① 食べ過ぎ飲みすぎ
いつもプロテインを飲んでいる時のことを想像して見てください。
筋トレ終わりで疲れ切ったところに牛乳や水でシェイクしたプロテインを一気にぐい~っと
「ぐびっぐびっぐびっ」
と流し込むように飲んではいませんか?
実はそれが、プロテインを飲んだ時に吐き気を感じる最も大きな原因です。
一般的に人間の体が摂取できるたんぱく質の量は1食あたりに約30gだと言われています。
ちなみにこちらが食品100g中に含まれるたんぱく質含有量
食品 | 含有たんぱく質量 |
牛すじ | 28.4g |
しらす干し | 40.5g |
プロセスチーズ | 29g |
大豆(乾燥) | 44.1g |
きな粉 | 35.6g |
鶏卵白 | 86.5g |
牛乳 | 86.2g |
大豆 | 79.1g |
ビーフジャーキー | 54.8g |
この表を見ていただいてもわかる通り、意外と少量の食事でたんぱく質30g以上摂取できるなと思いませんか?
それ以上にたんぱく質を摂取しても特別体に害があるわけではありませんが、許容量を超えたたんぱく質の摂取は肝臓や腎臓を傷める原因にもなってしまい、消化が追い付かず吐き気を感じる原因に繋がってしまうのです。
例えばプロテインメーカーとして有名なSAVASのこちらのプロテイン
一食分(スプーン3杯21g)のたんぱく質含有量は15gとあります(SAVAS公式サイトより)
一見すると一回の食事としてのたんぱく質量の上限である30gは超えていませんが、このプロテインを牛乳なので割った場合プロテイン以外のたんぱく質も摂取することになり、簡単に許容量を超えてしまうのです。
このようにプロテインを飲むことにより「食べ過ぎ・飲みすぎ」に繋がってしまい、腎臓や肝臓などでの消化が追い付かないために吐き気を感じる原因になってしまいます。
原因② 食中毒(食あたり)
ご存知ですか?
プロテインにはダニが繁殖している可能性が「非常に」高いのです。
【ダニが繁殖しやすい理由】
- ダニが繁殖しやすい高温多湿の環境
- ダニのエサとなるたんぱく質が豊富にある
- ダニが隠れやすく卵を植え付けやすい
ダニ以外にもカビが繁殖しやすかったり、プロテインの保存環境によってはプロテインの品質が悪くなってしまい、それが原因で食中毒や食あたりが起こってしまい吐き気を催してしまうのです。
また、プロテインを作り置きしたものを飲んだりしてはいませんか?
プロテインを作り置きしてしまうとプロテインに含まれるたんぱく質をエサにするために雑菌やカビが繁殖してしまうのです。
プロテインを飲む時や保管する時に注意すべきポイントは以下の記事でまとめていますので合わせてご覧ください。
原因③ 薬の副作用
プロテインは医薬品ではないため副作用が起こる可能性が非常に低いのですが、プロテインに対してアレルギーを持っている人もいます。
【プロテインを飲むことによるアレルギー症状】
- ホエイ・カゼインプロテインを飲むことで起こる牛乳アレルギー
- ソイプロテインに含まれる大豆アレルギー
- 添加物などの特定の物質に反応するアレルギー
プロテインを飲むだけなのにそんなに気を付けなくてもいいんじゃない?と思ったあなたは非常にキケン
実際にプロテインを飲んだことが原因で死亡例もあるのです。
このようにプロテインを飲むことで起こるアレルギー症状が原因で吐き気を催してしまいます。
プロテインとアレルギーの関係はこちらの「プロテインを飲んでアレルギーが起こる可能性はあるの?」で解説してるので合わせてご覧ください。
【合わせて読みたい】
このように考えると今度プロテインを飲むと吐き気を催してしまうかも…と思うかもしれませんが、安心してください。
吐き気を催す可能性を抑えてプロテインを飲む方法はあります!
吐き気を催す可能性を抑えてプロテインを飲む方法

プロテインを一気に飲んだり、食中毒を起こしてしまったり、プロテインの飲むことで副作用が起こってしまったり
もう吐き気を感じずにプロテインを飲むことはできないのでしょうか?
安心してください、もちろん安全にプロテインを飲む方法があります!
特に最近プロテインを飲んで吐き気を感じたことがある人は次に説明する方法を試してください。
方法① プロテインを分けて飲む
プロテインを飲むシーンをもう一度想像してみてください。
ぐい~っと一気に流し込んでいると思います。
一食で消化できるたんぱく質の量の限界があるので、プロテインを数回に分けて飲むことで吐き気をしっかり抑えることができます。
プロテインを数回に分けて飲むことはプロテインを販売している食品メーカーの森永製菓でも推奨されています。
トレーニング前後のタイミングはもちろん、計画的に分けて摂るようにし、一回で摂取量が偏らないように注意しましょう。
引用:森永製菓公式HP「かんたん、わかる!プロテインの教科書」より
またプロテインのダマを解消しようと思い、いっぱいシェイクしてしまったときにできてしまうあの「泡」を飲んでしまってはいませんか?
泡を飲むことで体の中に空気が入ってしまい、それを体外に出そうとすることで吐き気を催してしまいます。
こちらの「ダマにならないプロテインの作り方」で泡やダマを作らずおいしくプロテインを飲む方法を紹介しているので合わせてご覧ください。
方法② 飲み方に気を付ける
プロテインを何で割るか、いつ飲むかによっても、吐き気を抑えることができます。
- 何で割るか:牛乳で飲むと胃に負担がかかるため水でプロテインを割る
- いつ飲むか:極力空腹時を避けて食事の後に飲む
- 早めに飲む:作り置きしたプロテインは雑菌が沸くのでプロテインを作ったら早めに飲む
このように飲む方に気をつけるだけでも、吐き気が起こる可能性を抑えることができます。
方法③ プロテインを変えてみる
入っている食品添加物やプロテインの種類によってはアレルギーが起きたり、吐き気を催す可能性があります。
そのためプロテインを飲んで吐き気を感じる人は、アレルギーや吐き気が起こる可能性が少ないプロテインを選んで飲むようにしましょう!

例えばこちらはオーガーニック素材で作られた【Myprotein】社のプロテインで、アレルゲンの情報もきちんと明示されており、
プロテインに対してアレルギー症状があったり、化学調味料の風味で吐き気を催したりする人でも飲めるようなプロテインです。
普段飲んでいるプロテインで吐き気を感じてしまう方は、プロテインを変えるのも一つの手段ですよ。
特にこちら【Myprotein】社はほかにも50種類以上の、そして様々な味のプロテインを取り扱っています。
筋トレをする人の中でも愛好家が特に多いプロテインメーカーで、どんなプロテインがあるのか一度見てみるのも楽しいですよ。
【公式HPはこちら】

そのほかのプロテインの選び方はこちらの「失敗しないプロテインの選び方」の記事を参考にしてください。
プロテインを飲むと吐き気を催す原因と対処法
プロテインを飲んで吐き気を感じたことがあるのはあなただけでなく、実際に私もあります。
私の場合はプロテインに問題があるのではなく、一気にぐい~っと流し込んだことが原因で吐き気を催してしまいました。
意外とプロテインを飲んで吐き気を感じる人は多いので、もし感じたことがある人は飲み方やプロテインの種類を見なおしてみることをおすすめします。
Namino
これで安全にプロテインを飲んで、ますます筋トレをがんばってくれよな!