プロテインを飲んでアレルギーが起こる危険性について医薬品登録販売者が解説します





だるい犬

プロテインを飲んでアレルギー症状が出る危険性はあるの?


Namino

その可能性はあるぜ!

 

小さな頃に牛乳アレルギーだった方はいませんか?

牛乳アレルギーとは牛乳に含まれるたんぱく質がアレルゲンとなって様々なアレルギー症状が出てしまうアレルギー反応です。

プロテインは牛乳からたんぱく質を抽出しているため、牛乳アレルギーの方はプロテインがアレルゲンになる可能性は非常に高いのです。

 

では、牛乳アレルギーの方はもうプロテインを飲めないのでしょうか?

答えは「NO」で牛乳アレルギーの方でも飲めるプロテインはあります!

 

今回はプロテインとアレルギーの関係、そして牛乳アレルギーの方でも飲めるプロテインをご紹介していきます。

特に過去に乳製品でアレルギーを起こしたことがある人は必見です。


Namino

みんなにも安心してプロテインを飲んでほしいから最後まで読んでくれよな!

 

【この記事を書く人】

  • 国家資格である医薬品登録販売者の資格を持ち、人体と医薬品に関する知識がある。
  • ドラックストアでの勤務経験があり、体調を崩して悩む多くのお客様とのカウンセリング経験あり。
  • 数百種類ある健康食品と人体の関係性を研究。
  • 筋トレ歴は10年以上。現在も毎日自宅でトレーニングしています!

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プロテインを飲んでアレルギーが出る原因

プロテインを飲んでアレルギーが出る可能性はあるのでしょうか?

そもそもプロテインは牛乳から抽出された「ホエイ」「カゼイン」プロテインと大豆から抽出された「ソイ」プロテインの三種類があります。

プロテインの種類 抽出元
ホエイ 牛乳
カゼイン 牛乳
ソイ 大豆

 

このプロテイン3種類の中でも特にアレルギー症状が起こりやすいプロテインは牛乳から抽出された「ホエイ」と「カゼイン」プロテインです。

では、なぜ「ホエイ」「カゼイン」プロテインを飲むとアレルギー症状が起こるのでしょうか?

それは人間に備わっている免疫反応が大きく関係しているのです。

 

 

アレルギー症状が起こる原因

我々人間には外敵が体内に侵入した時に体を守るための「免疫機能」が備わっています。

外敵の代表的な例としては「食物アレルギー」が思いつくと思います。

私たちの体には、有害な細菌やウイルスなどの病原体から体を守る「免疫」という働きがあります。食物アレルギーはこの「免疫」が本来無害なはずの食べ物に対して過敏に反応し、体に有害な症状が起きる状態のことをいいます。

引用:ニッポンハム食の未来財団「食物アレルギーとは」より

 

外敵が体内に侵入した時の反応としては

  • 痒みを起こし体を掻くことでアレルゲンを体外に掻きださせる
  • 下痢、吐き気、嘔吐を起こし体内から原因となる食物を排出させる
  • くしゃみ、鼻水、咳を起こし体内からアレルゲンを排出を促す

このような症状を起こし、体内に侵入したアレルゲンを様々な手段で体外に排出させようとするためアレルギー症状が起きてしまいます。

つまり、「カゼイン」「ホエイ」プロテインを飲んでアレルギー反応が起きてしまう可能性がある人は、このアレルギー症状の原因となるアレルゲンが牛乳の人です。

 

ではどのように自分が牛乳に対してアレルギーを持っているか見分ければいいのでしょうか?

 

 

牛乳アレルギーの見分け方

もしかすると自分は牛乳アレルギーなのではないか?と思ったときにどのように見分ければいいのでしょうか?

もちろんプロテインを飲んでみて症状が出れば…なんていう考えはNG

プロテインを飲んたことが原因で死亡したという例も実際にあるのです。

 

そこでアレルギーを持つかどうか確認する方法としては以下の2パターン

  1. 病院に行ってアレルギー検査を受ける
  2. スクラッチテストを行う
  3. パッチテストを行う

 

自分が牛乳アレルギーかどうか確実に調べるには病院に行ってアレルギー検査を受けるのが一番確実です。

もちろん費用も時間もかかりますので手軽に検査する方法としてはスクラッチテストやパッチテストがあげられます。

 

その他にも過去に牛乳を飲んでアレルギー症状が出た人は特に注意が必要だと考えられます。

乳幼児の時は牛乳アレルギーになる人が多いので、小さい時に牛乳を飲んでアレルギー症状が出たことがないか確認してみるのも1つの手かと思います。

 

ではプロテインや牛乳を飲んだ時に出るアレルギーとはどのような症状なのでしょうか?

 

 

プロテイン・牛乳を飲んだ時のアレルギー症状

プロテイン・牛乳を飲んだ時に起こるアレルギー症状としては次のとおり

  1. 皮膚症状:蕁麻疹、発赤、かゆみ
  2. 呼吸障害:せき、喘息、呼吸がしづらい
  3. 消化器障害:下痢、嘔吐、腹痛、血便、血尿

 

特にお子さんがいらっしゃる方ならお子さんが牛乳アレルギーの方もいるのではないでしょうか?

乳幼児期に起こりやすいこの牛乳アレルギーですが、乳幼児の中でも3歳で約半数に、小学生になることには2割ほどに減り、成人になればほとんどアレルギー症状が出ることはなくなります。

 

ちなみにプロテインを飲むことで下痢になりやすくなる体質の方がいます。

プロテインに含まれる「乳糖」が原因でお腹が緩くなる「乳糖不耐症」が原因なのですが、この症状はアレルギー症状ではありません。

「プロテインと下痢」の関係はこちらの「プロテインを飲むと下痢になる理由」をご覧ください。

 

大人になってもプロテインを飲むことでアレルギー症状が出る可能性があるのであれば、飲むのを控えようかと思ってしまいますよね。

安心してください。牛乳アレルギーがある人でも飲めるプロテインがあるのです。

それは大豆で作られた「ソイプロテイン」です!

 

 

アレルギー体質の人はソイプロテインがおすすめ

「ホエイプロテイン」と「カゼインプロテイン」は牛乳から抽出されるため牛乳アレルギーの人は飲むのに注意が必要です。

そこで牛乳アレルギーの人におすすめなのが大豆からたんぱく質を抽出して作られる「ソイプロテイン」です!

 

 

ソイプロテインのメリット

ソイプロテインは大豆のたんぱく質部分のみを粉末にしたもので、植物性たんぱく質を摂取できるので脂肪や糖質を減らして特にダイエットをしたい人向けのプロテインです。

 

【ソイプロテインの特徴】

  • おすすめの人:女性ホルモンであるエストロゲンも摂取できるので脂肪分を減らしてダイエットしたい人向け
  • 価格:比較的低価格で購入することができる
  • 特徴:消化吸収速度がゆっくりなため満腹感を維持しやすい

 

ソイプロテインの植物性たんぱく質が痩せやすく太りにくい体質にしてくれる以外にも、動物性たんぱく質と比べてお腹を下しにくかったり、体臭が臭くなりにくかったり、おならが臭くなりにくかったりといったメリットもあります。

詳しくはこちらにまとめていますので、合わせてご覧ください。

 

 

ソイプロテインのデメリット

ソイプロテインはほかのプロテインに比べて粒の大きさが大きく溶け切らずにダマになってしまいます。

画像引用:能登おやじ「ソイプロテインとホエイプロテイン、どちらを選ぶ?」より

こちらは実際にソイプロテインを牛乳で混ぜた時の画像です。

プロテインが溶け切らずシェイカーの底でダマになっているのが見て取れますね。

ちなみにこのように溶け切らないソイプロテインですが、「ある物」を使うことでこのダマを完全になくすことができます。

気になる方は「ダマにならないプロテインの作り方」を合わせてご覧ください。

 

粒が大きくダマになりやすい以外にも「動物性たんぱく質」と比較してソイプロテインの「植物性たんぱく質」は筋肉がつきづらいのもデメリット

やはり筋肉を大きくするのであれば動物性たんぱく質のホエイプロテインかカゼインプロテインの方が効果はありますね。

 

 

ソイプロテインで起こるアレルギーはないのか?

カゼインプロテインとホエイプロテインは牛乳から抽出されて作られているため、牛乳アレルギーの人はアレルギーが起こる可能性があるというお話をしてきました。

ではソイプロテインを飲んだことで起こるアレルギーはないのでしょうか?

 

ソイプロテインの原料である大豆とアレルギーの関係についてアレルギー対応食を作っている株式会社CAN EATは以下のように説明しています。

大豆はアレルギー表示が推奨されている食品の中では比較的患者数が多い食品です。湿疹などの皮膚症状や口の中のかゆみなどがみられますが、アナフィキラシー症状はめったに起こりません。

引用:株式会社CAN EAT「大豆アレルギー」より

このようにソイプロテインであってもアレルギー症状が起こってしまう可能性はあるのです。

 


だるい犬

じゃあ、もう僕たちは安心してプロテインを飲むことはできないの?


Namino

安心してくれ、アレルギー症状が起こる可能性を抑えながらプロテインを摂取する方法があるんだぜ!

 

 

アレルギーが起こる可能性を抑えてプロテインを摂取する方法

 

牛乳アレルギーがある人はカゼインプロテインとホエイプロテインが

大豆アレルギーがある人はソイプロテインが

アレルゲンとなってしまう可能性があります。

それでは、もう安心してプロテインを飲むことはできないのでしょうか?

アレルギー症状が起こる可能性を抑えてプロテインを摂取する方法はあります!

その方法をご紹介していきます。

 

 

方法① アレルギー症状が起こる可能性が低いプロテインを使う

カゼインプロテインとホエイプロテインは牛乳が、ソイプロテインは大豆が

アレルゲンになってしまう可能性がありますが、実はこれら以外から抽出されたプロテインも最近になって研究開発が進み販売されています。

  • エンドウ豆から摂取したえんどう豆プロテイン
  • 酒粕甘酒から作られたレジスタンスプロテイン
  • かぼちゃから作られたパンプキンプロテイン

これらの成分がアレルゲンになってしまう可能性ももちろんありますが、それでも牛乳や大豆と比べればアレルギーが起こる可能性はかなり低いと考えられます。

 

こちらは甘酒酒粕から作られた「レジスタンスプロテイン」を飲みやすいサプリメントの形にして販売している企業の公式HPです。

もし少しでもアレルギー症状が出る可能性を抑えたい方は一度サイトを見てみてください。

朝の報道番組でも紹介されており、安全性も確かなものです。

【公式HP】

\酒粕甘酒からできたプロテイン/

 

 

方法② プロテイン以外からたんぱく質を摂取する

筋肉の素となるプロテイン(たんぱく質)が体内に入ると何に分解されるかご存知ですか?

そうです「アミノ酸」に分解されて体内に吸収されるのです。

 

つまり、アミノ酸を摂取することでも筋肉を大きくすることができるのです!

 

そのアミノ酸の中でも「ロイシン」「イソロイシン」「バリン」の3種類のアミノ酸を合わせてBCAAと呼び、このBCAAを摂取することで筋肉を大きくすることができるのです。

BCAAと筋肉の関係についてプロテインも販売している森永製菓は以下のように説明しています。

BCAAは筋肉や血液中にあり、筋肉中のタンパク質分解を抑えたり、筋肉の合成にも関り、運動時にはエネルギー源として利用されると考えられています。

引用:森永製菓公式HP「かんたん、わかる!プロテインの教科書」より

このようにプロテインではなくアミノ酸を摂取してもしっかり筋肉を合成させることは可能です。

アミノ酸の詳しい効果に関しては以下の記事を参考にしてください。

 

 

方法③ 食事からたんぱく質を摂取する

たんぱく質はお肉や魚、卵などに豊富に含まれており、もちろん筋肥大に必要な量はプロテインではなく食事からも摂取することは可能です。

 

筋肉を大きくするために明確にたんぱく質をどれだけ摂取するかという基準はありませんが、一日の推奨摂取量として厚生労働省は以下のように説明しています。

画像引用:厚生労働省公式HPより

 

例えば、18~29歳の男女で見てみると

男性必要量:50g

女性必要量:40g

が必要量として定められています。

 

この量のたんぱく質を食事から摂取するとなると

食品 たんぱく質量
サンマ1尾(100g) 17.2g
牛肩ロース肉 薄切2枚(100g) 13.8g
牛乳コップ1杯(200ml) 6.6g
卵1個(55g) 6.5g
木綿豆腐 半丁(150g) 9.9g
合計 54g

 

表を見ていただいてもわかる通り意外と簡単に摂取できそうではないですか?

実際に普通に3食食事ができていればたんぱく質は不足していないことが分かります。

なのでいつもの食事に少しプラスしてお肉を食べたり、豆腐を食べたりするとしっかりたんぱく質を補給することができますよ。

 

こうなるとプロテインって必要なのかと思ってしまうかもしれませんのでプロテインの必要性に関する記事もありますので合わせてご覧ください。

 

 

プロテインを飲むとアレルギーが起こる危険性あり!正しい予防方法と正しい筋トレで筋肉を大きくしよう

プロテインを飲むことで牛乳アレルギーや大豆アレルギーを起こす可能性はこのようにあります。

大豆アレルギーに関しては体質によるものですが、牛乳アレルギーは大人になるにつれてなる可能性は少なくなっていきます。

どちらにしてもアレルギー物質27品目の乳成分や大豆成分はきちんと商品パッケージに表示がされているので、気になる方はしっかり確認して飲むようにしましょう。


Namino

ただしっかり確認すれば安全に飲めるから安心してくれよな!