だるい犬
筋トレしてたらものすごく気持ち悪くなっちゃった…
Namino
筋トレ中の吐き気は理由があるんだぜ!
学生時代筋トレを後輩としていていると
「Naminoさん…吐き気がすごいっす…」
ラグビーの練習終わりに大学にあるトレーニングルームで筋トレをしていた時に後輩が吐き気を催したのです。
熱中症?疲れ?筋トレのしすぎ?
家に帰ってよくよく調べてみると筋トレ中に吐き気を催す理由が4つもあったのです!
今回は筋トレ中に吐き気を催す4つの理由とその解決方法について国家資格である医薬品登録販売者の筆者が徹底解説させていただきます。
特に筋トレ初心者と一緒に筋トレをする人は必見の記事になっています!
Namino
筋トレ中の吐き気は正しい予防と正しいケアをしてくれなんだぜ!
【この記事を書く人】

- 国家資格である医薬品登録販売者の資格を持ち、人体と医薬品に関する知識がある。
- ドラックストアでの勤務経験があり、体調を崩して悩む多くのお客様とのカウンセリング経験あり。
- 数百種類ある健康食品と人体の関係性を研究。
- 筋トレ歴は10年以上。現在も毎日自宅でトレーニングしています!
目次
筋トレ中に吐き気を感じる4つの理由

自分が筋トレ中に吐き気を感じたことがありますが、その時に思ったのが
「まあ、放っておけば治るっしょ♪」
学生当時一緒に筋トレしてた仲間や後輩が吐き気を催した、その時に思ったのが
「どどどどど、どうしよう?心配すぎる…」
自分のことは全くどうでもいいんですが、一緒に筋トレしている人が体調不良を感じるとなんでこんなにも心配になるのでしょうか。
ジムで一緒に筋トレしていた人にも聞くと、同じ意見の方が非常に多かったです。
マッチョな人は心が優しい人が多いのでしょうね!
この記事を読んでいる人も自分が筋トレで吐き気を感じたよりも、ほかの人が筋トレ中に吐き気を催したから原因と対策法を知りたいという方も多いと思います。
そんな優しいマッチョなお兄さんに向けて医薬品登録販売者の私が筋トレ中に吐き気を感じる理由をまずは解説させていただきます。
理由① 熱中症

【こんな症状ありませんか?】
- 筋肉の痛み・痙攣
- めまいや頭痛
- 急な下痢
筋トレ中に吐き気を感じるまず大きな原因としては「熱中症」があげられます。
今筋トレをしているトレーニングジムのことを思いだしてみてください。
- 窓を締め切ってはいませんか?
- ジムでほかの部活や運動をしていて熱気がこもりやすい空間ではありませんか?
- クーラーが効いておらずジム内の気温が高くなってはいませんか?
特に定期的にきちんを水分を補給しなければ、これから暑くなってくるとすぐに熱中症になってしまいます。
まずは筋トレをする環境を見なおしてみて、熱中症になりやすい状況が整ってしまっていないか考えてみましょう!
理由② 低血糖

【こんな症状ありませんか?】
- めまい
- 手足のしびれ・震え
- 急激な眠気
低血糖とは頭に糖分が足りずに起こる症状です。
低血糖の影響をもっとも受けるのは、代謝の材料に糖分しか使うことができない脳で、血糖値が50mg/dl未満になると脳がエネルギー不足に陥り意識障害やけいれんなどが生じます。
引用:メディカルノート「低血糖症について」より
このように、低血糖は極度の栄養不足で生じる症状ですが、特に私のように練習後に筋トレをする人は注意が必要です。
運動やスポーツなどでエネルギー源として糖分を消費した上で筋トレをするとなると、更に糖分を消耗してしまうことになってしまいます。
めまいや手足のしびれ・震えが進むと吐き気につながるので早めに不調に気づいてあげるようにしましょう。
理由③ 酸欠

【こんな症状ありませんか?】
- めまい
- 頭痛
- 脈拍や呼吸数の増加
え?酸欠って有酸素運動とかマラソンや長距離走の時にしかならないんじゃないの?
と思ったあなた、ベンチプレスをしている時のことを思いだしていてください。

このように筋トレ中は体中の酸素が消耗・消費されている状態にあり、酸欠状態になりやすいのです。
筋トレのインターバルの時間は30~60秒ほどに設定して筋トレをされていると思いますが
もしかして、後輩を鍛えるために筋トレと筋トレの合間の休憩を取っていないなんてことはありませんよね…?
理由④ 消化不良

消化不良も筋トレ中の吐き気に繋がります。
特に朝起きてうどんやラーメン、ごはんなどの炭水化物を食べて練習にいってはいませんか?
特に消化が悪いものを朝から食べてしまうと消化が間に合わず、その状態で筋トレをすることで吐き気を催してしまう可能性があります。
ちなみに私は朝からうどんを食べて練習中に盛大に戻してしまったことがあります(笑)

もう一度筋トレ中に吐き気を催す理由をまとめると
- 熱中症
- 低血糖
- 酸欠
- 消化不良
の4つが原因として考えられます。
だるい犬
筋トレってこんなにも吐き気に繋がる原因があるんだね…
Namino
おう!次に筋トレで吐き気を催さないようにするための対策法を解説していくぜ!
筋トレ中に吐き気を催さないための対策方法

特にこれから気温も高くなり、筋トレ中に吐き気を感じる人も多くなる季節がやってきます。
自分だけでなく一緒に筋トレする人が吐き気を催さないためにもどのような対策をとればいいのでしょうか?
筋トレ中に吐き気を感じるそれぞれの理由に対して対策法を解説していきます。
対策法① 熱中症

【熱中症の対策方法】
- こまめに水分をとる
- 塩分をこまめにとる
- 極力涼しい環境を整えておく
水分補給や塩分補給であれば、水をこまめにとったり塩分飴を食べたりすることで簡単に対策ができます。
涼しい環境を整えると言ってもジムの設備的にクーラーがついていなかったり、窓を開けることができないのであれば限界があります。
そのため、自分たちでできる対策をしていきましょう!
- 汗が吸い込んだままの服で筋トレしない
- 暑いときは着圧シャツやインナーは脱いで薄着でトレーニングする
- 冷却スプレーをこまめに使う
中でも熱中対策としては「ハッカ油」が最強!
す~っという清涼感が長続きして、クーラーがないジムでも使いやすいです。
特に冷却スプレーだとニオイがジム内に充満してしまうので、ほかの人に迷惑がかかってしまう可能性があります。
そのためニオイもなく利便性の高いハッカ油スプレーをおすすめします!
ドラッグストアなどでもハッカ油スプレーは買うことができます。
またハッカ油があれば精製水・重曹などと混ぜることでスプレーも手軽に作ることができます。
ハッカ油スプレーの作り方はこちらのサイトを参考にしてください。
【合わせて読みたい】
対策法② 低血糖

【低血糖の対策法】
- ブドウ糖の補給
- 砂糖を舐める
- 練習前にバナナを食べておく
低血糖の症状が出ても5~10分すると症状が治まりますが、そこで油断はせずにすぐに糖分を補給するようにしましょう!
なかでもドラックストアやスーパーなどで売っているブドウ糖タブレットが持ち運びも簡単で、手軽にブドウ糖を摂取することができるのでおすすめです。
一方でチョコレートは体内の血糖値を上昇させることができますが、後々になって血糖値上昇作用を見せる恐れがあるので、筋トレ時には不向きです。
対策法③ 酸欠

【酸欠の対策法】
- インターバルの時間を適切に確保する
- 極力ジム内は換気をして空気を入れ替える
- 加圧シャツやぴちっとトレーニングウェアは着ない
筋トレと筋トレの間にインターバルの時間を設けたり加圧シャツを着てのトレーニングをしたりすることは効率よく筋トレをするためにも必要なポイントでもあります。
そのため筋トレをしている時に酸欠になるほど追い込んでしまっていはいないか、加圧シャツが小さすぎてカラダを過度に締め付けてはいないかは常に確認しておきましょう。
インターバルの適切な時間については「効率よく筋肉をつけるために必要な時間を解説!」の記事を
加圧シャツの選びかたについては「失敗しない加圧シャツの選び方とおすすめ加圧シャツ3選」の記事を参考にしてください。
対策法④ 消化不良

【消化不良の対策法】
- 練習や筋トレの前には消化の良いバナナやフルーツを食べておく
- ラーメンやうどんなどの消化に時間がかかるものは避ける
- 消化吸収の早いプロテインでエネルギー源を確保する
さすがに練習や筋トレ前にラーメンやうどんなどのガッツリ腹持ちのする食べ物を食べる人は私以外にいないと思いますが念のために対策法として書いておきます(笑)
トレーニング前にプロテインを飲んでいる人も多いと思いますが、実はプロテインによって消化吸収の時間が異なることをご存知ですか?
プロテインの種類 | 消化吸収速度 |
ソイプロテイン | ★★☆☆☆ |
カゼインプロテイン | ★★★☆☆ |
ホエイプロテイン | ★★★★★ |
ソイプロテインは腹持ちがいいという特徴がある反面で吸収速度が遅いため練習やトレーニング前に飲むプロテインとしては適していません。
ホエイプロテインはソイプロテインとは逆に吸収速度も速く、筋肥大に必要なたんぱく質もしっかり摂取することができるので筋トレや運動前に飲むプロテインとしては最適です。
ちなみに筆者のおすすめのプロテインとしては【Myprotein】社のホエイプロテインです。
そのほかのプロテインの選び方は「失敗しないプロテインの選び方」の記事を
プロテインを飲むタイミングについては「プロテイン摂取のおすすめタイミング3選」の記事をご覧ください。
筋トレ中に吐き気を催す原因まとめ
筋トレ中に吐き気を催す原因としては
- 熱中症
- 低血糖
- 酸欠
- 消化不良
の4つが上げられ、それぞれの症状も合わせて解説しました。
これから暑い季節になるので、一緒に筋トレするトレーニング仲間の様子をこまめに見て筋トレをするようにしてくださいね。
少しでもそれらの症状が現れたのであればすぐさま筋トレを中止して、休むようにしてください。
Namino
くれぐれも無理なく筋トレをがんばってくれよな!